2017年の最終回となるCJVP交流サロンが、10月29日(日) 11:30〜14:00、全聚德 六本木店で開催されました。雨の中、新旧会員を含めて、17名(日本人9名、中国人8名)が参加しました。 ![]() 今回は、参加者による自己紹介のあと、農業普及開発専門家である山田篤志理事に、「変わる中国農業と日中農業交流」をテーマにレクチャーをしていただきました。 ![]() ![]() レクチャーを通じて、参加者は、近年、一般人の目にあまり触れられないところで、実に多くの日中農業交流事業が展開されていることを知りました。 ![]() ![]() 【レクチャーの概要】 ---------------------------- 中国では、集団農業から個人生産責任制に移行してから久しい。近年では少子高齢化や出稼ぎブームによる農業人口の都市への移動が相まって、人手不足ぎみです。一方で、観光農業をはじめとする農業のビジネス化が進んでいます。個々の世帯に耕作権が分散している農地を借り上げて大規模農場を作り、機械化や、先進的な技術や管理方法、流通ネットワークを導入して、生産性を上げ、利益を作り出しています。 有機農法を導入した環境循環型農場経営モデル、貧困地域での政府主導開発モデルなども出現しています。最近では、中国の大気汚染、土壌汚染の問題を解決するために、土を使わない植物工場も作られています。 そこで日本のソフトパワーの出番。農業視察団がひっきりなしに日本を訪れ、様々なことを学んで帰ります。中国に長年住み着いて農業開発に晩年を捧げている日本人もいます。しかし、日中農業交流の分野では課題も多い。信頼関係を作り、人材育成をしていくことが、課題解決につながるでしょう。当分、環境汚染の行方が注目されます。 ---------------------------- ![]() 質疑応答後、CJVPのWechatグループ上で行なっている漢字尻取りゲームを参加者に体験していただきました。楽しく為になるサロンをモットーに、今回も参加者の熱心さに支えられ、大成功しました。 二次会のカラオケにも、9人が参加し、日本人会員の中国語カラオケ、中国人会員の日本語カラオケがいい勝負になりました。 ![]() ![]() 日中間の民間交流、草の根交流が、さまざまな分野で、地道に、そして盛んに行われています。CJVPの活動も小規模ながら、力強い流れとなるよう、引き続き頑張ります。次は、来年1月の新年会でお会いしましょう。それまではW echatグループ上での交流&学び合いにご参加ください。(報告者:胡春平) |
