日中文化民間交流促進会(CJVP)2018年の新年会が、1月27日(土)、全聚徳六本木店で行われました。その週の始めに首都圏では大雪に見舞われ、冷え込みも一段と厳しくなる中、この日は爽やかな快晴となり、出足も軽やかでした。
1.方針 規模の大きさよりも、プログラムの豪華さよりも、日中会員間の交流を深めることを第一目的に据えた今回の新年会。準備段階から以下の方針を決めていました。 1) 定員を50名程度に抑えること 2) 対象を会員とその家族ないし親しい友人に限定すること 3) いわゆる「有名人」や「セミプロ」を招いての娯楽的な観賞型プログラムにせずに、出席者全員が参加できるクイズやゲームからプログラムを構成すること 4) 普段からのWechatグループ上での交流や学習活動と連動させること ![]() 2.準備 理事会メンバーがskype会議などで全体方針を決めたあと、理事長、副理事長を中心とするコアメンバーでプログラムを考え、参加者を募りつつ、作業分担をして準備を進めること3ヵ月。さらに出席者の中から当日の受付や会場設営を手伝ってくださるボランティアを募って、本番の日を迎えました。 ![]() 3.本番 運営スタッフは朝9時半に会場の下の喫茶店に集まって進行について打ち合わせしてから、会場へ移動。レストランの方に事前に準備して頂いたテーブルのレイアウトを微調整しつつ、機材の設営に追われました。 ![]() そこへ、受付時間よりも早く来場した参加者から温かい飲み物をたくさん差し入れて頂き、スタッフ一同は感激しました。止むを得ない事情により当日のキャンセル者は3名出たものの、出席者、運営理事と外部ボランティアスタッフの計50名が参加しました。うち、日本人会員、中国人会員が半数ずつを占めました。 ![]() 新年会は遅刻者を待って、予定より10分間遅れの、午前11時40にスタートしました。4人の理事が司会、ゲームの進行、得点の集計、機材操作を分担しながら、以下のプログラム通りに会を進め、会場の中は終始談笑の声に満ちていました。 ![]() 4.ハイライト 今年の肝は何と言ってもテーブル対抗ゲームです。ゲーム1では、日中のことばと文化知識に関する4択クイズを6問用意しました。設問は各テーブルの日中混合メンバーが知恵を出し合わないと答えられないようになっていました。その結果、満点を取ったテーブル、一部だけ正解のテーブルがあり、すぐにスクリーンに表示された各テーブルの得点差を見て、会場の中は一気に盛り上がりました。 ![]() 続いての伝言ゲームはただの伝言ゲームではありません。日本語と中国語を取り混ぜた文の中に、日本語学習者と中国語学習者がのそれぞれが間違いやすい発音、誤解しやすい語句を織り込んだ文を、テーブルの数だけ作り、くじ引きで伝言する文を決めていきました。伝言を行う番になったテーブルのメンバーは最初の問題を覚える1名を除いて全員を一旦会場の外に締めだし、日本語ネイティブ、中国語ネイティブが交互に一人ずつ入って来てもらって伝言していくという徹底ぶり。 ![]() 伝言中の声は逐一スマホで録音され、即時Wechatでグループに配信して、観客も同時に聞けるようにし、元の文がどこでどう間違えて伝わっていくのか、観客がリアルタイムで共有して楽しんでいただきました。このゲームで各テーブルの得点が大きく開き、ゲーム3での逆転のチャンスに対する期待が高まりました。 ![]() ゲーム3は友だち探し。各テーブルのメンバーの名前と顔を覚えるように予め指示しておき、ゲーム開始直前に全員の名札を回収。各テーブル内から探す人と探される人の両方をくじ引きで決め、当てさせるゲームです。さすがに皆事前に一生懸命覚えた甲斐があって、全テーブルが満点を取りました。これでは差がつかないので、2ラウンド目はハードルを高くして、ほかのテーブルのメンバーの名前を見て本人を探し出すことにチャレンジしてもらいました。さすがにこれは運に頼る部分が大きくなり、会場の盛り上がりも頂点に達しました。 5.表彰 かくして頭と体を使って楽しんだあと、総合得点1位のテーブルを表彰し、そのメンバー全員に図書券が贈られました。 ![]() また、Wechatグループ上で毎月行っている「技芸発表」の総合得票数ベスト3の個人、及びベスト3に入賞できなかったが毎月欠かさず作品を発表した個人もそれぞれ表彰しました。 ![]() さらに、特別功労賞として、Wechatグループ上で隔週に行われた発音練習の問題作成と進行を、一年間にわたって担当してくれた呂娜会員に賞状と副賞の図書券が贈られました。 ![]() 6.最後に 当日は、全聚徳から提供された北京ダックを含む本格中華のほか、青島ビール協賛の缶ビールを参加者に堪能していただきました。 ![]() 3時間の新年会は和やかな談笑のうち、あっという間にお開きを迎えました。帰り際、皆さま一様に「楽しかった!」と言ってくださったことが、運営スタッフに取って、何よりのご褒美となりました。 ![]() 運営にあたった理事たちにより、すぐに新年会に関するアンケートを作成してWechatグループに配信。1日が経った今現在、35名の方から回答が得られ、とてもよかったので来年もぜひ参加したいが25人(71.4%)、まあまあよかったが2人(5.7%)、今回は参加できなかったが次回はぜひ参加したいが8人(22.9%)、よくなかったは0人でした。概ね好評を得たことで、新年度の運営メンバー一同は胸をなでおろしております。 青島ビールの協賛に深謝! 参加賞品を協賛してくださった株式会社 エム・エイチ・グループのmod's hairに深謝! 報告者:胡春平 2018年1月28日 注:CJVPの会員数はすでに300人(日本人と中国人がちょうど半々)を超え、知的好奇心、ボランティア精神旺盛なメンバーで構成されています。 |
