7月27日に第36回CJVPサロンがZOOMを使用したテレサロン形式で開催されました。 ![]() 今回の講師に北京語言大学の張美霞教授をお招きし、外国語としての中国語の基本的な文法の教え方と学び方をテーマにご講義頂きました。平日の夜ということもありましたが、中国•日本から20名を超える大勢の会員にご参加頂きました。司会・進行は今回の企画担当でもあります崔君如会長が務め、中国語による講義のポイントを胡春平理事がチャットで同時翻訳して参加者のサポートをしました。 ![]() 張美霞教授に主に以下4項目についてご講義いただきました。 一、「语言」と「言語」の違い 二、中国語の文法上の特徴 三、中国語文法の基礎とその教え方・学び方の例示 四、教材介绍 ![]() 古代漢語の研究を専門とする張教授は中国語の成り立ちや変遷、言語としての分類に触れた上で、特に日本語と比較を行いました。違いを理解してこそ、学習者の躓きの原因や対策もわかり、効果的に教え学べる、というお話に参加者は大きく頷きました。 ![]() 具体的には、発音、品詞の機能、語順、テンスやアスペクト、語用的意味などを取りあげ、日本語を母語とする学習者の誤用例を示しながら、一つ一つていねいに解説されました。 ![]() ![]() ![]() 1時間という短い時間でしたが、大変内容の濃い講義となりました。質疑応答では、中国語教育従事者をはじめ大勢の方々が、真剣にまた積極的に質問されていたことが、とても印象的で、特に長年日本で中国語教育に携わっていらっしゃる方々と張教授との意見交換が興味深く、中国語学習者でもある参加者の中から「目からウロコです」という感嘆の声が聞こえました。 ![]() 今回は時間の関係上、張教授が入念に準備された内容のすべてをお話いただくことが難しかったのは残念でした。その先の話をもっと聞きたい、次ぎの機会をつくってほしい、という参加者からの要望の声が多いことから、張教授のご都合に合わせ、ぜひ第二回のご講義を理事会で企画していきたいと考えます。 ![]() 最後に、ご多忙のところ講師依頼をご快諾頂きました北京語言大学の張美霞教授、平日にも関わらず多数ご参加頂きました会員の皆様、ありがとうございました。CJVPは引き続き、会員の皆様に充実した内容をお届けできるよう、理事会一同精一杯努めて参りますので、ご支援の程宜しくお願いいたします。 文責 CJVP理事 富田 泰史 |
