夢に向かって飛び立つ

CJVP第43回サロンのご報告

    去る2023年2月25日 土曜日20:00-21:30にCJVP第43回サロンをオンラインにて理事4名、会員15名、計19名の方々に参加頂き開催致しました。
    今回は、理事長の崔さんに講師を担当頂き、『人工知能原理とChatGPT体験』をテーマにしてご講話を頂きました。


    前半は、人工知能について初心者でも理解しやすいように、基本的な内容が説明されました。人工知能は、既に聞き慣れた言葉であり、知らない方はいないと思われますが、その本質的な内容を理解している人は殆どいないかと思います。講師より人工知能が何であるか、どのように機能するのか、そして実際にどのような応用があるのかについて説明頂きました。その中で、人工知能の主なタイプや、学習の仕組み、そして現在の人工知能が実現している応用分野についても触れられました。初めて人工知能に触れる方でも、この講話を通じて人工知能について基本的な理解を得ることができたことかと思われます。



    後半はChatGPTの実体験についてです。まず最初にChatGPTがどのようなものかデモンストレーションが行われました。ChatGPTは多言語に対応し、様々な分野の問いかけに瞬時に返答することができます。その後、参加者の70%が未体験であったため、初期設定のところから実際に活用するところまでを体験頂きました。


    しかしながら、ChatGPTの精度については100%ではなく、漢詩の作成では指示した形式になっていなく、完璧な回答を得ることができなかった場合もありました。
    それでも、ChatGPTは非常に便利なツールであり、日常的に使用することで、さまざまな問題解決に役立てることができることがわかりました。また、ChatGPTは日々進化しており、将来的にはより精度の高い回答を提供されることが期待されています。


    ここで参加された方々の感想を紹介します。
    Mさん:ChatGPTは検索エンジンとは異なり、相談相手や成語の漢字尻取りの練習など、多様な使い道があることを学びました。
    Sさん:自分自身では不安で手を出せなかったが、今回の体験でChatGPTに興味を持つことができました。講義もわかりやすく、体験も楽しかった。高校で教えている英語と中国語のクラスで生徒に紹介することにしました。
    Cさん:AIが人間よりも速く色々なことを答えてくれることに驚きと不安を感じる一方、これからの子供たちが全てAIに頼ってしまうことについても懸念を持っています。



    様々な感想が寄せられましたが、AIの進歩によって私たちの生活はますます便利になることが期待される反面、やはり懸念の声もごさいました。
    今後、AIによって多くの人々が職を失う可能性があることや、AIによって偏った情報が拡散される可能性があることも考えられます。そのため、AIの開発や利用においては、倫理的な観点や社会的影響を考慮し、適切な規制や指針の確立もまた忘れてはいけないことかもしれません。
    さて、次回のサロンは4月に開催されます。テーマは『BARD(google)と新Bing(ChatGPT)の比較について(仮)』です。講師は理事の伊藤さんにお願いしております。次回も参加者の皆様に楽しんでいただけるよう、準備を進めてまいります。皆様の又のご参加をお待ちしております。
    以上でレポートを終了させて頂きます。改めまして、ご多忙の中、講師を担当いただきました崔さんには心より感謝申し上げます。今後も皆様により充実した時間を提供できますよう理事一同精一杯努力してまいりますので、引き続きのご支援よろしくお願いいたします。
     文責:CJVP理事 富田 泰史